平成28年4月1日(金)、神奈川公会堂で社会福祉法人青い鳥は辞令交付式、永年勤続表彰式並びに全体研修会を行いました。約400名の職員が一堂に会して20名の新しい仲間を迎え、そして、20名の永年勤続の職員を讃えました。

今年、法人は設立50周年を迎えます。

この日、私は50年前にこの法人が生まれるときに何があったか、そしてどうやってここまでやってきたかを話しました。私自身、以前に「理事長の部屋」でも書いたことがありますが、あらためて弟の話やマッチ画運動を展開してくれた学生の話をしながら本当に胸の熱くなる思いでした。

そして、これからの50年をどのように歩んでいかなければならないのか、設立の時の多くの人の思いと、求め、求められてここまで辿った道のりを振り返り、決意を新たにしました。

今年8月17日~21日まで横浜市民ギャラリーで「ひろげよう ぼくのつばさ わたしのつばさ展 2016」を開催します。この展覧会を通して私たちは、障害の有無にかかわらず、すべての人が生きがいのある社会を実現するために芸術・文化活動を支援します。「子どもたちの未来が光り輝くように」と設立時に誓った言葉のような絵がポスターになりました。展覧会の開催にあたって多くの人がこの事業に関わってくださり、あらためて人の心とつながりの素晴らしさを実感しています。

この日の全体研修会は「現場から見た、路上生活者及び日本の三大ドヤ街といわれる、横浜市中区寿町について」と題して、横浜市生活自立支援施設「はまかぜ」元横浜市ホームレス自立支援施設 工藤廣雄施設長に行っていただきました。私たちに「心身に様々な障害のある人々に温もりと幸福感を与えてほしい」というメッセージが込められていました。皆さんで、ぜひこの一年を設立の思いと

「道なきところに道を」

という新しい理念を一緒に進みましょう。