みなさま、こんにちは。
夏も終わろうとする時季に大きな台風が過ぎていきました。
大雨が続き、各地に爪痕が残りました。被害に遭われたみなさまには心よりお見舞い申し上げます。
さて、暗いニュースが多い中で、パリではオリンピックに引き続きパラリンピックが開催され、連日、熱戦が繰り広げられています。
日本人選手のメダル獲得に心躍ることは無論のことですが、勝敗や順位がどうあれ、競技に臨む選手のみなさんの“直向さ”と“笑顔”からは、日々積み重ねてきたものへの自信と、さらにその先を目指す強い意志が感じられるのは私だけではないと思います。
テレビで拝見したある選手のインタビューでは、障害を持つが故の挫折や苦悩があったからこそ、今の自分があるのだと胸を張っておられました。そして、心折れそうなときに、そんな自分を支えてくれる人々への感謝の気持ちを重ねて言葉にされていたことが印象的でした。
誰しもが、多かれ少なかれ、人生の中で時に絶望や挫折を味わい、でもその度に前を向いて立ち上がり、歩みだすことを経験し、成長しているのだと思います。
前を向けなくなってしまいそうなとき、下を向いてしまうようなときに、もちろん一人で立ち直ることのできる心の強さをもった方もいらっしゃいますが、多くは誰かに、何かに助けられ、支えられています。
家族であったり、師匠や恩師であったり、仲間や友人であったり・・・。
ふと、「私たち『青い鳥』も、そうしたお役に立てているのかな」と思いました。
日々の業務では、ご本人のお悩みをお聞きしたり、お子さんを支える親御さんの不安に一緒に向き合ったり、ご本人やご家族の心の支えでありたいと願って取り組んでいます。
この夏の観戦は、ややもすると繁忙の中でそうした想いがおざなりになってはいないだろうかと気を引き締め、法人の役割と責任を思い返す意義ある機会となりました。