みなさま、こんにちは。
秋風に乗ってキンモクセイの香りが漂う季節となりました。
早いもので暦も10月。令和4年度も後半に差し掛かりましたが、この10月1日に、新たに注目の事業所が二か所、川崎市宮前区と多摩区に開所の運びとなりました。
川崎市子ども発達・相談センター『きっずサポート みやまえ』と『きっずサポート たま』です。
いずれも川崎西部地域療育センターの担当地域に設置されたセンターです。
昨年から、川崎市ではこの『きっずサポート』が展開されており、今回で3館目、4館目となります。
少子化にもかかわらず、地域療育センターへ寄せられる相談件数が激増する中、どうしたらすみやかに相談を受け、的確な支援に繋げることができるのかが課題でしたが、その解決へと繋がる取組だと思います。
特色は三つあります。
一つ目は、お子さんの発達に関する相談について、お住いの区ごとに専門の相談窓口が設けられることです。これまでの区役所や地域療育センターで受けていた相談を、今後は、この川崎市子ども発達・相談センター『きっずサポート』がメインに受け、一人ひとりの特性に応じた対応を考えていきます。
二つ目は、『きっずサポート』内に児童発達支援事業所を併設している点です。未就学のお子さんについては、必要に応じてここを活用しながら支援を進めることができます。身近な場所に専門の相談員とも話ができる施設が増えるということで、利用される方のお役に立てれば嬉しいかぎりです。
そして三つ目は、この『きっずサポート』の運営が全面的に私たち法人へ委託されているのではなく、相談部門については川崎市の職員が直接これを担い、私たち法人の職員とも連携しながら業務にあたる体制だということです。
私たち法人からも、この新しい取組に力のある中堅の職員を配置しています。
責任者となる管理職をはじめ、担当する職員がこれまで培った力を発揮して、他の市町村に先駆けての取組がうまくいくよう、期待を込めて見守っています。