社会福祉法人「青い鳥」が運営する川崎西部地域療育センターでは、お子様の発達に関する相談支援を丁寧にサポートいたします。

所長あいさつ

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川崎西部地域療育センター所長の柴田です

みなさんこんにちは。

川崎西部地域療育センター所長の柴田 光規(しばた みつのり)です。センターのスタッフを代表してごあいさつさせていただきます。

川崎西部地域療育センターは、川崎市の宮前区全域と多摩区の一部にお住まいで、発達に遅れや偏りがある、もしくはそれが心配されるお子さんとご家族のための施設です。平成22年4月に開設され、「社会福祉法人 青い鳥」が運営しています。

当センターには、診療所、児童発達支援部門(知的障害児および肢体不自由児のための通園・短時間療育)、ご家族や学校の相談にのる地域支援部門が設置されています。医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、臨床心理士、保育士、児童指導員、ケースワーカー、管理栄養士、管理課・事務スタッフなど60人以上の職員がそれぞれの専門性を生かして、日々お子さんとご家族のサポートにあたっています。
 
これを読んでいる方の中には、「子どもの発達に遅れがあるといわれたがどうしたらいいのだろう?」とか「地域療育センターはどんなことをしているのだろう?」という方もいると思います。私たちのセンターを利用される場合、まずはみなさんがここに来るまでの思いや経過をうかがいます。その後お子さんの発達の特徴を診断・評価いたします。それらの結果をもとにスタッフで相談し、お子さんが健やかに発達していくことを願い、オーダーメードの支援を提案いたします。その提案には、外来での診療・訓練、通園による集団での療育、所属している保育園・幼稚園、学校との連携、未来へ向けての情報提供などが含まれます。
 
最近の脳科学の知見から、人間は想像もできないくらい多くの脳の機能を備えて生まれてくることがわかってきました。発達の遅れや偏りの多くは、生まれつきある脳の機能の特徴が、育つ過程で明らかになって生じるものです。その特徴によっては得意・不得意な領域がでてきます。人間には不得意なことがあっても工夫しながらなんとか過ごしていこうとする力があります。しかし不得意の度合いが強く、うまく自分でカバーできなかったり、周囲に理解されにくいと、過ごしにくさが強まります。その過ごしにくさに適切な対応がなされないと、育ちの過程で生きにくさへと変わっていき、その後の人生に大きく影響し続けます。現代の医学では、生まれつきの脳の機能の特徴は治す対象ではありません。お子さんの特徴を周囲が理解し、日々の過ごしにくさへの適切な対処法をともに考え・実践していくことにより、お子さんは安心感を持って健やかに育っていきます。
 
当センター近くに川崎市岡本太郎美術館があります。岡本太郎の都内にある作品の一つに、私の好きな「こどもの樹」があります。樹の幹からたくさんの枝がでて、その先にいろいろな色・表情をした子どもの顔があります。岡本太郎は「子どもというのはひとりひとりがみんな、こういう独自の、自分の顔を持ってなきゃいけないんだぞ」と伝えたかったそうです。とてもやさしい、楽しい彫刻です。私たちスタッフは、希望のある雰囲気の中で、お子さんの発達という枝を大切に伸ばすサポートをしながら、ご家族とともに学び、育っていく喜びを共有したいと思っています。
 
最後になりますが、今後も引き続き、関係する全てのみなさんのご指導、ご協力を切にお願い申し上げます。

お子様のことで気になる方はコチラまで TEL 044-865-2905 月曜から金曜 午前9:00~午後5:00

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